4月

ずっとバタバタとしていて随分久しぶりの更新になってしまった。4月になったというのにまだ寒く、外を歩くと一応、春らしいものたちが控えめに存在しているが、例えば桜などもまだ大っぴらに咲いたりしていないようだ。

外に出れば数分で湖畔の公園に着くところに住んでいても、普段ほとんど篭って作業ばかりしているので、そうした自分の習慣がなかなか変わらないことに気が付かされる。

ずっとエンドレスで作業してしまうので、意識的に外に出て、公園を散歩してみると、まだ花の咲いていないつぼみ状態の桜の木の下で、シートを広げて、おにぎりなどの弁当を静かに食べている若い夫妻と子供の姿があった。平日の昼間で、人もほとんどいないうえに、桜並木の下には、花見の場所取りに関する注意書きのカンバンが並んでいて、開花後のおおきな賑わいを予感させる状況下で、ぽつねんと半歩早い花見をやっていた。

その様子がとても侘びた雰囲気で、良かった。千利休は咲き乱れる朝顔をあえて一輪だけ残して全て摘み取って、そのコントラストで侘び感を出したが、今回の花見家族は、あえて桜の咲く一瞬前の今日の日をえらんで、来週には華やいでしまうこの公園の姿を幻視させて、時空間のコントラストで侘び感を出していたようにも思えて、技巧的な気がして、なるほどと思った。。。

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