パラメトリック・デザイン 04:フォントのランダム割り当て

かなり時間が空いてしまったが、前回の続きで、illustratorのスクリプトを書くことでデザインのスタディ方法を、ちょっと向上させることについて書く。。

randomfonts

例えば、一般的に、デザイナーがロゴなどを作成するとき、使用するタイプフェイスをあれこれと試して、文字の形状が変化することで、言葉の印象がどのように変わっていくかを注意深く見定めて、最適なトーンを選んでいくという作業がよく行われる。自分の場合、作業に入る前に、大まかに頭のなかにイメージが出来上がっていて、だいたいこういう雰囲気のフォントを使おう、ということが思い描けている場合が多いのだが、それでも、ふと思い立って試してみた全然違う雰囲気のものが、意外とよく似合っているということもある。フォント選びにも、自分の癖のようなものが出てしまって、時折それが、硬直した思考を生んでしまうことがある。

そこで、自分は、作業に入る前に、文字列に自動でフォントをランダムで割り当てるスクリプトを使って、ざっと様々な雰囲気の文字を一覧してみて、意外と良さそうなものは無いか調べることにしている。こうやって文字列にひとつひとつ違うフォントを割り当てていくのは、手動でやると結構面倒くさく、パソコンの中には何百種類もフォントが入っているので、チマチマと割り当てているとすぐに時間が消えていってしまう。機械的な作業は、面倒なだけでなく、モチベーションも奪い去っていくので、極力減らしたい。だからそれをスクリプトでやる。そうすれば、何十種類ものバリエーションを、とりあえず俯瞰して見てみるのに10分もかからない。その中に、自分が思いつけていなかった可能性を感じるものを発見できたなら、それも検討案に入れていけばいいし、無ければ、ないで当初の予定のものを検討していけば良い。

本当にちょっとしたことではあるが、こうやって一応、簡単でも良いので、スタディの総数を上げていくことが、最終的なクオリティの向上に少し繋がると思っている。。

 

選択したテキストにフォントをランダムで割り当てるスクリプト

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var iCount = textFonts.length;
sel = activeDocument.selection;

for (i=0; i<sel.length; i++) {
var randomNumber = Math.round(Math.random()*iCount);
sFontName = textFonts[randomNumber].name;
textArtRange = sel[i].textRange;
textArtRange.characterAttributes.textFont = textFonts.getByName(sFontName);
}
———-

たったこれだけの、10行にも満たないスクリプトになる。
選択するとき、テキスト以外の要素もまとめて選択してしまうとエラーになるので、使用することがあれば注意してください。。

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