低温調理器を自作 02

前回の記事の続き。低温調理器を5-6000円程度の材料費でDIY製作する工程。Anovaの4分の1ほどの費用で作成可能。
(もしこの記事を参考に制作をする場合は、100V電源を扱うので、一応、細心の注意を払って、配線間違いなどないようにしてください。自己責任でお願いします。)

用意する部品

・サーモスタット
・ヒーター
・ポンプ
これらは全てアマゾンで調達する。この記事(御食事件:低温調理器を自作する)にリンクが貼られているので、全く同じものを購入した。
(ただしポンプはACアダプターが付属していないので、5.5-12VのACアダプタを別途用意する必要がある。このへんのアダプタで動作すると思う。自分が使ったのはこのアダプタ

・0.5m延長ケーブル 2個(2口以上の口があるもの)
・絶縁ビニールテープ
・適当な大きさのタッパー
これらは全て100均ショップで購入した。延長ケーブルは、1m以上の長さがあれば、1個で済むが、100均では0.5mのものしか売っていなかったので、ケーブルを取る目的で2つ買った。

総計で6000円程度。

作り方

延長ケーブルを分解して配線を繋ぎなおし、サーモスタットの裏側端子につなげるだけ。

dsc_3081dsc_3082diagram-01

全体の配線はこのような感じになる。

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延長ケーブルを切断。メスのほうは今回使わないので廃棄した。

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もうひとつの延長ケーブルも切断。こちらは更に10cmほどの長さのケーブルを切り出す。

dsc_3079

10cmの断片を割って、中の電線を取り出す。

dsc_3085

一本はそのまま、もう片方は更に2分割し、上の写真のように皮をむく。
片方は5mmほど(サーモスタットにつなぐ側)、もう片方は15mmほど(他の電線とねじってつなぐ側)露出させた。

dsc_3086

延長ケーブルのほうも先端5cmほどを皮をむいて、上の写真のように電線を露出させる。

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ケースとして利用するタッパーに適当なサイズの穴を空ける。別にケース要らない人は無しでよい。今回は見た目を気にしないのでかなり適当にやっている。

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サーモスタット、ケーブルを入れる。

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上に掲載した配線図のように、切り出した電線類を繋いでいく。繋いだ部分は絶縁ビニールテープでぐるぐる巻きにし、はずれないようにする。

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絶縁テープも普通に100均で売っている。

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サーモスタットの端子に差し込み、上部からドライバーでネジをまわして、抜けないように固定する。

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完成。たこ足コンセントのほうに、ヒーターとポンプを普通に差し込む。センサーとともに、鍋の中に投入し、問題なく動くことを確認した。

dsc_3096

サーモスタット側の温度を設定すると、その温度以下のときは電源がONになりヒーターとポンプが稼働し、設定温度を超えると電源がOFFになる。それを繰り返して温度を保つ。

サーモスタットのヒステリシス設定(設定温度から何度下がったら、電源をONにするかの設定)を初期設定の3度→1度に変更して、精度をやや高めている。
Anovaなどは、0.5度刻みで温度を設定できるようだが、自分の使用用途ではそこまでの精度は必要ないだろうと思う。

テスト調理

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テストとして、300gほどの豚バラ肉を、63度で4時間ほど放置してやってみた。柔らかく、非常によい感じの仕上がりになった。とても簡単で良い。

(63度というのは、一応、肉が固くならない65度以下で、殺菌に必要なギリギリの温度ということで、その設定にしてあります。よりよい柔らかさを求めるハードコアな低温調理者の人たちは、58度とか、より低い温度域でやっているようで、そのへんだと更にしっとりした仕上がりになるようですが、殺菌が出来ない可能性もあるので、自己責任でやっているようです。)

今後も活用できればと思う。

2件のコメント

  • 阿部宏 より:

    私も同じようなものを作りましたが、ポンプは制御側ではなく、100Vにつないで、常に回っているようにしました。その方が常に撹拌されていて、温度を一定に保ちやすいです。ご参考まで。

    • atrium より:

      確かにそうですね!今のままだと加熱時のみポンプが回る仕組みになっていますので、温度の一定化のためには、常に回っている方が良さそうです。コメントありがとうございました。

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